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カリキュラム

カリキュラム

本専攻のカリキュラムは、上記の教育目的に対応する形でA, B, Cの3つの科目群で構成され、これらの科目からバランスよく科目履修を行うことが義務付けられている(特に修士課程においては、各群の必要単位数が定められている)。加えて、それらの基礎的土台となる基礎科目、プロジェクト演習科目、技術経営戦略学研究によってカリキュラム全体が構成される。基礎科目は、必修として設定されてあり、技術経営戦略学の基礎をなす基本的な方法論等を学ぶ。プロジェクト演習は、企業のケーススタディや海外研修などの科目が含まれ、グループワークや現地視察等が行われる。講義のいくつかは、企業で技術経営を実践する実務家によるものも含まれており、ビジネスの現場に近い環境での学習が可能となっている。

各群の説明と学ぶことが出来る内容は以下の通りである。

A群:技術開発学

個別専門技術に関する学術領域と、技術の開発と利用に関する知に関する領域である。近年、情報通信技術や人工知能等、技術経営には必要不可欠な要素技術であり、その技術自体に関する学術領域も含む。A群で学ぶことができる内容の例を以下に挙げる。

  • 技術開発における戦略目標、プロジェクト企画、マネジメントの運営や評価について学ぶ(e.g. 技術・製品開発マネジメント)
  • 国際的な枠組みの中で、日本の未来社会がいかにあるべきかを俯瞰し、技術開発の基盤となる戦略構築の考え方やフレームワークについて学ぶ(e.g. 技術ロードマッピング )
  • 多様な社会的、文化的、技術的条件などのコンテキストの下で現れる、多様なイノベーションを理解することで、イノベーションの本質を学ぶ(e.g. イノベーションマネジメント)
  • 近年の技術経営に必要不可欠な情報技術等の方法論とその社会応用・実践について学ぶ(e.g. データ駆動型起業演習)

B群:経済・経営科学

経済や経営に対する問題を科学的に取り扱う学術領域である。経済学、経営学、意思決定理論、経営工学、財務会計などが代表的な関連分野であるが、従来分野の狭義のフレームワークに限定されることなく、俯瞰的な視点から経済・社会を理解し、広い知識を身に着けることが特徴である。B群で学ぶことができる内容の例を以下に挙げる。

  • 経済的メカニズムの理解やビジネスモデルの創出など、社会システムにおける意思決定やその分析において有用な理論や方法論について学ぶ(e.g. Econometric analysis)
  • 社会、経済、倫理を見据えた俯瞰的な認識のうえで、国際的企業経営や新規事業創出に関するフレームワークについて学ぶ(e.g 俯瞰経営学)
  • 人工物の設計・生産における基礎的な考え方やマネジメントの方法、生産工学や経営工学に代表される従来の最適化等の体系化された方法論について学ぶ(e.g. グローバル生産システム)
  • 財務会計やリスクマネジメントなどについて、従来の枠組みに囚われず、企業にとっての会計とは何か、企業倫理やコンプライアンスとの関連性などまで踏み込んで学ぶ(e.g. 財務・会計)

C群:社会戦略学

国家・社会における技術の価値を取り扱う分野であり、社会を豊かにする技術に関する戦略の知を集めた領域である。知的財産の創造から活用までの一連の行為は直接的/間接的に社会的価値に関係するものであるし、また、科学技術イノベーションを促進する政策なども、社会的な価値を導くための施策であり、これらに関する知識体系はこの領域の範疇である。C群で学ぶことができる内容の例を以下に挙げる。

  • 最先端技術に視野を限定することなく、文明史や技術史から、人類が抱えてきた課題とその対応を知ることで、どのようにイノベーションによって社会的価値がもたらされたかを学び、今後の未来を考える(e.g. 技術戦略史/未来社会論)
  • 社会的価値の創出を意識した、国際的企業経営や新興国における新規事業創出に関するフレームワークについて学ぶ(e.g. Global Business Strategy and Policy)
  • 知的財産の創造、権利化、社会における活用などについて、既存の学術領域にとらわれることなく、ボーダーレスな視点から学ぶ(e.g. イノベーションと知的財産)
  • 科学技術をはじめとする知識の生産と活用に関するリテラシについて学ぶと共に、国や地球規模といったグローバルの視点からその価値について考える(e.g. 知識社会マネジメント)
  • 科学技術イノベーションを促進するための政策等、実際のケースを通じて、政策科学に関わる分野の考え方やフレームワークについて学ぶ(e.g. 科学技術イノベーション政策研究)

表:科目分類

  • A群 技術開発学
  • イノベーションマネジメント
  • 技術・製品開発マネジメント
  • 技術ロードマッピング
  • 技術開発組織論
  • Innovation and Entrepreneurship
  • Advanced Technology Management
  • Resilience Informatics for Innovation
  • フィンテックによる金融イノベーション
  • 深層学習
  • データ駆動型起業演習
  • B群 経済・経営科学
  • 財務・会計
  • 企業戦略論
  • Econometric Analysis
  • 俯瞰経営学
  • Economic Development of Japan
  • グローバル生産システム
  • Risk and regulatory policy
  • スポーツ経営とイノベーション
  • 先端エネルギー技術経営と政策
  • 金融レジリエンス情報学
  • Risk Management
  • Web工学とビジネスモデル
  • C群 社会戦略学
  • 技術戦略史/未来社会論
  • 科学技術・産業政策論
  • イノベーションと知的財産
  • 企業価値と知的財産
  • 知的財産経営
  • International Intellectual Property Management
  • Global Business Strategy and Policy
  • 知識社会マネジメント
  • 科学技術イノベーション政策研究
  • Science, Technology and Public Policy
  • 人工物を創出するための理解I
  • 人工物を創出するための理解II